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このブログは「好きなゲームを副業にしたい」そんな方向けのブログです。
今回のテーマは「ゲームのスクショ利用」です。好きなゲームをブログで紹介したいけど、ゲーム内の画像を記事で使うのは平気なのか解説しています。是非参考にしてみて下さい。
ゲームのスクショは著作権違反になる?
一般的に、ゲームのスクリーンショットをブログなどで使用する場合、著作権侵害になる可能性があります。まずは、理由から紹介していきます。
スクショはゲーム開発元の著作物扱い
スクリーンショットやゲームプレイ動画は、開発元や版権を所有する会社の著作物として保護を受けるものです。
そのため、本来スクリーンショットを収益化に伴う広告ががあるwebサイトで使用されている場合は商用利用となるため違反になります。
なぜスクショを使っているブログがあるの?
理由は、ゲーム内画像や公式サイトの画像を「引用」として利用しているからです。 著作権をwebサービスで適法として利用する場合は、この「引用」が重要になります。
著作権を違反せず利用するには?
引用の範囲内で利用する
「引用」として利用することで、ゲーム内画像や公式画像の情報を正当な目的で研究・批評しているということを表記できます。その場合は、著作権を適法として利用することができます。
「引用」(著作権法第32条1項)とは
引用は、①公正利用(フェアユース)かつ、②報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるもの。
特に、②の批評・研究として利用するが重要です。
- 主従関係が明確であること(明確性)
- 引用部分が他とはっきりと区別されていること(明瞭区別性)
- 引用をする必要性があること(必要性)
- 出典元が明記されていること(出典)
- 改変しないこと(同一性保持)
上記を満たしていることで、著作物であるゲーム内画像を引用として利用することができます。
次からは具体的な対策方法を紹介していきます。
著作権違反にならない画像の利用方法
- ゲーム会社のガイドラインを確認する
- 引用元のURLを記載して出典元を明らかにする
- 透かし(ウォーターマーク)などを入れない
- 必要性のないゲーム内画像の加工をしない
- コピーライトと権利表記を記載する
ゲーム会社のガイドライン: ゲーム会社は、ゲーム内のスクリーンショットの使用に関するガイドラインを提供している場合があります。ゲーム会社のガイドラインに従い、スクリーンショットを使用することができるかどうか確認することが重要です。
![](https://gameblog-note.web-zip.com/wp-content/uploads/2023/06/Blue-And-Purple-Cyberpunk-Game-Zone-Facebook-Cover-1024x577.jpg)
上記の画像はサンプルですが、画像キャプション(画像下の解説部分)に引用元を記載しています。
ゲーム内の画像全てに付ける必要はありませんが、公式サイトのキャラ画像やバナー画像などゲーム内の画像以外を利用する場合は必ず引用元の記載をするべきです。
![](https://gameblog-note.web-zip.com/wp-content/uploads/2023/06/Blue-And-Purple-Cyberpunk-Game-Zone-Facebook-Cover-1-1024x576.jpg)
透かしやウォーターマークと呼ばれるものです。目的は他サイトから画像を無断で利用されないための表示なのですが、本画像は引用元のゲームがあるため自身のオリジナルコンテンツではありません。
そのため、二次利用となってしまうため加工はNGです。
キャラの大きさや色味、勝手に吹き出しをつけてセリフを言わせるなどの画像加工はNGです。
本来、ゲーム開発元や版権所有会社が「このキャラはこのような設定です!」という明確なものがあるクリエイティブに対し、別のキャラ設定を付与してしまうことになるためです。
特に、原作があるゲームに関しては版権元や原作者などの権利違反になる可能性もあるため十分に注意しましょう。
注意書きや注釈、テロップなどのゲーム画像の加工はOKですが、不要な画像加工がNGというのを覚えておきましょう。
ブログ下部のプライバシーポリシー等が記載できる部分に、ゲーム開発元の公式サイトURLとコピーライト、サイト内ゲーム画像の著作権がゲーム開発元に帰属する旨を記載しましょう。
これは、権利表記と呼ばれていて、サイト内で使用しているゲームのスクショや動画をまとめて引用したコンテンツであることを明示できます。
著作権法に違反したらどうなる?
著作権などを故意に侵害した場合、以下のような不利益を被る可能性があります。
- 差止請求(112条1項)
- 不法行為が成立したとして損害賠償請求(民法709条以下)
- 利益の不当利得返還請求(民法703条)
- 名誉回復措置の請求(115条)
- 刑罰(119条~124条)
加害者が故意に著作権や出版権、著作隣接権を侵害した場合、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金に処される場合があります(119条1項、併科あり)。
また、著作者人格権や実演家人格権を故意に侵害した場合は、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金に処されることがあります(同条2項、併科あり)。
参照:著作権侵害の効果
著作権に注意してゲームブログを作ろう
この記事では、ゲームのスクリーンショットをブログで使用する際に知っておきたい著作権の基礎知識と、著作権違反を避ける方法について解説しました。
ゲームのスクリーンショットには、ゲーム会社や開発者の著作権がありますので、許可なくブログに掲載すると、著作権侵害になる可能性があります。しかし、正しい引用方法を用いたり、著作権フリーの画像を使用したりすることで、安心してブログを書くことができます。
ゲームのスクリーンショットをブログで使う場合は、著作権のルールを守り、ゲーム会社や開発者の権利を尊重しましょう。
ブログについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。こちらでは、ゲームブログの作り方や、収益化について、解説しています。