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【エルデンリング】女王マリカの真実と元ネタ考察|神話と錬金術が解き明かす永遠の正体

エルデンリングの最重要人物、女王マリカの造形に隠された驚きの元ネタを徹底解明します。最新DLCの解析や古代ローマ、ケルト神話、錬金術の文献調査から、彼女がなぜ神となり、そして自ら黄金律を砕いたのか。その多層的な背景を知ることで、物語の解釈が劇的に深まる決定版の考察記事です。

本記事を読み終えたとき、黄金樹の深部で磔にされた彼女の姿は、全く異なる悲劇として皆さんの目に映るはずです。

ライム
ライム

企業wiki出身の元ゲーム攻略ライターです。色々な攻略メディアを作った経験から
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錬金術の大いなる業と両性具有の神

マリカとラダゴンの同一性

  • 究極の合一体レビスの具現
  • 錬金術文献に記された両性具有
  • 二人で一人の謎が論理的に氷解

マリカとラダゴンが同一体である設定は、中世錬金術の到達点であるレビスに基づいています。これは男性原理である赤の王と、女性原理である白の女王が一つになった完全な存在を指します。作中での二人の対立は、この合一が不完全であり、精神と肉体が乖離している悲劇を象徴的に描いています。本来は宇宙の対立する力を統合し不滅を得るためのものですが、作中ではその綻びが破砕として表現されています。

黄金律への変成プロセス

  • 錬金術の四段階を辿る神格化
  • 黒化から赤化に至る色の遷移
  • 黄金樹の時代の変遷が理解可能

マリカの生涯は、卑金属を黄金へ変えるマグヌム・オプスの工程を精密にトレースしています。DLCで描かれた凄惨な壺の儀式は、腐敗と分解を意味する黒化の工程そのものです。そこから浄化の白化を経て、黄金律が輝く黄化、そして最終的な合一を目指す赤化へと至ります。彼女は自らの肉体を試薬とし、世界を黄金へと変成させるプロセスを物理的に実行した、生ける錬金術装置だったと言えるでしょう。

賢者の石としての器

  • 永遠の命を生成する生ける触媒
  • 死のルーンを除いた不老不死化
  • マリカが器と呼ばれる理由が判明

錬金術師が目指した賢者の石は、不老不死を叶えるエリクサーの源です。マリカが黄金律から運命の死を取り除いた行為は、まさに石の完成を意味します。しかし、その代償として生まれたデミゴッドたちが、永遠に腐敗し続けるなどの呪いを受けた点に、歪んだ完成の恐怖が表現されています。彼女自身が不変の石となることで世界を固定しようとしましたが、その停滞こそが彼女を破砕へと突き動かす動機となったのです。

ケルトと北欧神話から見る母神の血脈

ダヌの神族との奇妙な一致

  • 霧の向こうから現れた外来の神
  • アイルランド神話の到来説
  • デミゴッドの出自と役割が明確化

マリカとデミゴッドの関係は、ケルト神話の女神ダヌとトゥアハ・デ・ダナーン(ダヌの神族)を彷彿とさせます。霧の中から現れてアイルランドを支配した神族の設定は、狭間の地へ外部から現れたマリカの一族と完全に重なります。マレニアの義手も、右腕を失い銀の義手で再起した王ヌアダへの直接的なオマージュです。マリカの子供たちがそれぞれ特殊な武具や性質を持つ点は、ケルト神話の四つの秘宝の伝承がベースにあります。

吊るされた神オーディンの投影

  • 秩序を維持するための自己犠牲
  • 世界樹に突き刺された主神の姿
  • 磔刑のビジュアルの真意を理解

黄金樹の中でマリカが磔にされている姿は、北欧神話のオーディンが知恵を得るために世界樹ユグドラシルに吊るされたエピソードと符号します。オーディンは世界の理であるルーン文字を得るために自らを槍で刺しましたが、マリカもまた自らが制定した黄金律という理に貫かれ、拘束されるという皮肉な運命を辿っています。この自己犠牲による世界の支配というテーマが、エルデンリングの物語の骨格を成しているのです。

バルドルの悲劇と死のルーン

  • 母の愛が招いた世界の終焉
  • 息子を守ろうとした女神フリッグ
  • ゴッドウィンの死の重みが変化

黄金律から死を排除したマリカの決断は、愛息子バルドルをあらゆる危険から守ろうとした女神フリッグの行動に似ています。しかし、その例外的な隙を突いてバルドルが殺されラグナロクが始まったように、ゴッドウィンの死もまた狭間の地の崩壊、すなわち破砕戦争の引き金となりました。死を遠ざけるための愛が、結果として最も残酷な形での死を招くという神話的悲劇が、黄金の一族の没落として描かれています。

古代ローマと日本の精神性が宿る巫子

忘れられた女神マリカの正体

  • ローマ帝国の礎を築いた母神
  • 叙事詩アエネーイスの記述
  • マリカという名前の由来を特定

マリカという名は、古代ローマの土着の女神マリカ(Marica)から取られた可能性が極めて高いです。彼女はリリス河のほとりの聖なる森を統べる女神であり、ローマの始祖たちの母とされています。帝国の母でありながら、魔術的な森のニンフとしての二面性を持つ彼女の属性は、作中のマリカと驚くほど一致しています。後に沼の魔女として扱われるようになった変遷も、破砕後の彼女の不気味な姿を予言しているかのようです。

稀人と常世の日本的アニミズム

  • 異界から祝福を運ぶ聖なる来訪者
  • 折口信夫が提唱した稀人の概念
  • 日本語版特有の語彙の深みが判明

マリカの種族である稀人(まれびと)は、日本の民俗学において常世から訪れる神を指します。彼女が単なる異邦人ではなく、世界の理を書き換える神聖な力を伴って現れたのはこの概念が背景にあるためです。すべてが混ざり合う坩堝の時代から、黄金の秩序を抽出した彼女の行為は、混沌から意味を取り出し、世界に形を与える日本的な神格化のプロセスを感じさせます。他界から来た者が王となるという、東洋的な王権神話が根底にあります。

巫子の村に隠された残酷な真実

  • 他者を繋ぎ止める触媒としての肉体
  • DLCで明かされた壺の儀式の犠牲
  • エルデンリングの器の正体を理解

DLCで判明した巫子の村の設定は、マリカの神性の根源が、他者の肉体や霊を融合させる触媒能力にあったことを示唆しています。角人たちによる凄惨な仕打ちへの復讐か、あるいはその能力を利用した神への簒奪か。マリカがエルデンリングをその身に宿す器になれたのは、この血塗られた巫子の性質があったからです。彼女の慈愛の裏には、自分や同胞を物として扱った世界への、根源的な怒りが潜んでいるのかもしれません。

Game-Blog-note まとめ

  • マリカは錬金術における賢者の石そのものであり、ラダゴンとの合一は究極の両性具有体レビスを象徴している。
  • ケルトや北欧神話の主神たちが持つ、愛ゆえの停滞と自己犠牲の物語が、マリカの行動原理の核となっている。
  • 古代ローマの女神マリカや日本伝承の稀人の概念を融合させることで、単なる悪役や被害者に留まらない多層的な神格が完成している。

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この記事の著者

元企業wikiのコンテンツディレクター

ライム

プロフィール

経歴:国内トップシェアの大手ゲームメディア、いわゆる「企業wiki」の元ゲームライターです! 10年間コンテンツディレクターとして、月間数千万PV規模の攻略メディアを運用&立ち上げ。現在はキャリアチェンジ後も本ブログで、企業wikiに勝てる個人ブログの作り方を発信しています。

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